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テキストファイルの書き方

Hidetoshi Kawaguchi edited this page Dec 11, 2020 · 2 revisions

テキストファイルの書き方

基本となる書き方

1つのメッセージを改行で区切るという書き方をします。 例えば以下の通りです。

やめて!ラーの翼神竜の特殊能力で、
ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、
闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう!

お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、
舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。
ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!

次回、「城之内死す」。デュエルスタンバイ!

この場合は3つの「文章の表示」イベントコマンドに変換されて取り込まれます。 改行は何行いれても同様の動作になります。 以上の方法で実行した場合、メッセージウィンドウの「背景」「ウィンドウ位置」についてはプラグインパラメータの「位置のデフォルト値」「背景のデフォルト値」の値が反映されます。

./basic_sample.gif

タグについて

Text2Frameは文章を単純に組み込むだけでなく、タグを挿入することでより柔軟な設定を可能としています。 例えば、メッセージの顔・背景・ウィンドウの位置変更や名前の設定(MZ限定)、メッセージ以外のイベントコマンドを挿入することが可能です。 各タグについては以降の説明をご覧ください。 また、タグについては以下の特徴があります。

  • タグや値の大文字小文字は区別されません。

    例えば、faceFACEは同じ意味になります。ただし、ファイル名を指定する場合は例外とします。

  • タグは同じ行に複数個配置することができます。

  • 基本は英語で指定ですが、省略形や日本語で指定可能な場合もある。

顔・背景・ウィンドウ位置・名前の設定について

それぞれのメッセージの「顔」「背景」「ウィンドウ位置」「名前」については、メッセージの手前にタグを記述することで指定することができます。 上述の例のように指定しない場合は、パラメータで設定したものが適用されます。

例えば以下の通りです。

<Face: Actor1(0)><WindowPosition: Bottom><Background: Dim><Name: 真崎杏子>
やめて!ラーの翼神竜の特殊能力で、
ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、
闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう!

<WindowPosition: Top><Name: 真崎杏子>
お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、
舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。
ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!

次回、「城之内死す」。デュエルスタンバイ!

この例の場合では、1つ目のメッセージ(やめて!〜)ではActor1ファイルの場所が1の顔が表示(詳細は後述)され、位置は下、背景が暗いメッセージウィンドウになります。名前は「真崎杏子」と表示されます。

2つ目のメッセージ(お願い、〜)は、位置が上であることと名前だけ指定されています。 指定されなかった他の顔や背景はプラグインのパラメータで設定されているものが適用されます。 ここでも名前は「真崎杏子」と表示されます。

3つめのメッセージ(次回、〜)は、何も指定されていません。 そのため、例文1と同様にプラグインのパラメータで設定されているものが適用されます。 ここでは名前は表示されません。

タグの詳細は下記をご覧ください。

顔の指定方法

顔の指定は、

  • <Face: ファイル名(顔の指定番号)>
  • <FC: ファイル名(顔の指定番号)>
  • <顔: ファイル名(顔の指定番号)>

の3つのうちいずれかの記法で指定します。 ファイル名はimg/facesのフォルダ内のものを参照します。 顔の指定番号は、ファイルの中で参照する位置を指定します。 番号の法則はツクールMVの仕様に準拠します。最も左上が0,右下が7です。

位置の指定方法

メッセージウィンドウの位置指定は <WindowPosition: 表示したい位置> <WP: 表示したい位置> <位置: 表示したい位置>

の3つのうちいずれかの記法で指定します。 表示したい位置に記述できるのは以下の3種類です。

  • Top
  • Middle
  • Bottom

Topは「上」、Middleは「中」、Bottomは「下」となります。 それぞれ大文字小文字を区別しません。つまりTOP,top,toPなどはTopと同じです。 また、英語ではなく<WindowPosition: 上>のように日本語指定もできます。

背景の設定方法

メッセージウィンドウの背景指定は

  • <Background: 背景の指定>
  • <BG: 背景の指定>
  • <背景: 背景の指定>

の3つのうちいずれかの記法で指定します。 背景の指定に記述できるのは、以下の3種類です。

  • Window
  • Dim
  • Transparent

Windowは「ウィンドウ」、Dimは「暗くする」、Transparentは「透明」となります。 それぞれ大文字小文字を区別しません。 また、英語ではなく<Background: ウィンドウ>のように日本語指定もできます。

名前の設定方法【MZ用】

メッセージウィンドウへの名前の設定は

  • <Name: 設定する名前>
  • <NM: 設定する名前>
  • <名前: 設定する名前>

の3つのうちいずれかの記法で指定します。 例えば、<Name: リード>と設定することで、名前欄にリードと設定できます。

名前の表示はツクールMZからの機能であることにご注意ください。

コメントアウトについて

テキストファイルのうち、イベントコマンドとして取り込まないようにする、 いわゆるコメントアウトをするための記法もあります。 メモ書き等に利用することができます。

行頭に%を記述することで、実現できます。

% かわいい感じで
今日も一日がんばるぞい!

このように記載することで、実際に取り込まれるのは今日も一日がんばるぞい!のみとなります。 かわいい感じではメッセージとしては取り込まれません。

なお、コメントアウト記号はプラグインパラメータから自由に変更可能です。%はあくまでデフォルト値です。

./comment_sample.gif