コンピュータサイエンスにおいて、優先度付きキューは通常のキューやスタックのデータ構造と似た抽象データ型ですが、各要素に「優先度」が関連づけられています。優先度付きキューでは優先度の高い要素が優先度の低い要素よりも先に処理されます。もし2つの要素が同じ優先度だった場合、それらはキュー内の順序に従って処理されます。
優先度付きキューは多くの場合ヒープによって実装されていますが、概念的にはヒープとは異なります。優先度付きキューは「リスト」や「マップ」のような抽象的な概念です。リストがリンクリストや配列で実装できるのと同様に、優先度付きキューはヒープや未ソート配列のような様々な方法で実装することができます。