Racc は LALR(1) パーサジェネレータです。 yacc の Ruby 版に相当します。 NOTE: Ruby 1.8.0 からは Racc のランタイムが標準添付されているので、 Racc で生成したパーサを安心して配布できます。また Ruby 1.6 系に 対応させたい場合は racc -E で生成してください。
* Ruby 1.8 以降 (*) C コンパイラと make
gem インストール: $ gem install racc setup.rb インストル: パッケージのトップディレクトリで次のように入力してください。 ($ は通常ユーザ、# はルートのプロンプトです) $ ruby setup.rb config $ ruby setup.rb setup ($ su) # ruby setup.rb install これで通常のパスに Racc がインストールされます。自分の好き なディレクトリにインストールしたいときは、setup.rb config に 各種オプションをつけて実行してください。オプションのリストは $ ruby setup.rb --help で見られます。 コンパイラがない場合 -------------------- config を以下のようにすれば、拡張モジュールなしで インストールできます。 $ ruby setup.rb config --without-ext
sample/ 以下にいくつか Racc の文法ファイルのサンプルが用意 してあります。動くのも動かないのもありますが、少なくとも calc-ja.y は動くのでこれを処理してみましょう。Racc をインス トールしたあと $ racc -ocalc.rb calc-ja.y として下さい。処理は一瞬から数秒で終わるので、 $ ruby calc.rb を実行してください。ちゃんと動いてますか? Racc の文法など詳しいことは doc.ja/ ディレクトリ以下の HTML を 見てください。
このパッケージに付属するファイルの著作権は青木峰郎が保持します。 ライセンスは GNU Lesser General Public License (LGPL) version 2 です。ただしユーザが書いた規則ファイルや、Racc がそこから生成し た Ruby スクリプトはその対象外です。好きなライセンスで配布して ください。
Racc を使っていてバグらしき現象に遭遇したら、下記のアドレスまで メールをください。作者にはバグを修正する義務はありませんがその 意思はあります。また、そのときはできるだけバグを再現できる文法 ファイルを付けてください。 青木峰郎(あおきみねろう) aamine@loveruby.net http://i.loveruby.net