# リポジトリの作成
リポジトリを初期化するために、git init
コマンドを実行します。このコマンドは、リポジトリのルートディレクトリに.git
ディレクトリを作成します。このディレクトリには、リポジトリの設定や履歴などが保存されます。
cd ~ && mkdir -p github/hello-world
cd ~/github/hello-world
git init
実行結果
Initialized empty Git repository in /Users/hogehoge/github/hello-world/.git/
リポジトリにファイルを追加するために、touch
コマンドを使用します。touch
コマンドは、ファイルのタイムスタンプを更新するためのコマンドです。ファイルが存在しない場合は、新しいファイルを作成します。
touch README.md
echo "# hello-world" >> README.md
cat README.md
# hello-world
リポジトリにファイルを追加した後、git add
コマンドを使用して、ファイルをステージングエリアに追加します。次に、git commit
コマンドを使用して、ステージングエリアの変更をコミットします。
ステージングエリアとは、変更を一時的に保存する場所のことです。ステージングエリアに変更を追加することで、変更をまとめてコミットすることができます。
git add README.md
git commit -m "Initial commit"
コミットとは、リポジトリの履歴に変更を記録することです。コミットメッセージには、変更の内容や目的を簡潔に記述することが推奨されています。
[main (root-commit) 6d45215] Initial commit
1 file changed, 1 insertion(+)
create mode 100644 README.md
再びGitHubのウェブサイトにアクセスし、リモートリポジトリを作成します。リモートリポジトリは、リモートサーバー上に保存されるリポジトリのことです。リモートリポジトリを作成することで、ローカルリポジトリとリモートリポジトリを連携させることができます。
-
GitHubのウェブサイトにアクセスします。 GitHubのウェブサイト
-
リポジトリ名を入力し、
Create repository
ボタンをクリックします。
- 結果
次のような画面が表示されれば、リモートリポジトリの作成が完了です。
リモートリポジトリを登録するために、git remote add
コマンドを使用します。このコマンドは、リモートリポジトリのURLを登録します。リモートリポジトリのURLは、リモートリポジトリのアドレスを指定します。
ここの青枠の中のgit@
から始まるURLをコピーしてください。
次のコマンドを実行して、リモートリポジトリを登録します。
git remote add origin [コピーしたurl]
リモートリポジトリにローカルリポジトリの変更を反映するために、git push
コマンドを使用します。このコマンドは、ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリにアップロードします。
git push origin main
次のような画面が表示されれば、リモートリポジトリにローカルリポジトリの変更が反映されました。
Enumerating objects: 3, done.
Counting objects: 100% (3/3), done.
Writing objects: 100% (3/3), 227 bytes | 227.00 KiB/s, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 0 (from 0)
To github.com:tosaken1116/kcl-git.git
* [new branch] main -> main
これで基本的なリポジトリの作成とプッシュが完了しました。次に、ブランチの作成と切り替えについて学習します。